ヌードで拒食症に警鐘鳴らした元モデル、28歳で死去
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【12月30日 AFP】2007年に自らも悩む拒食症の警鐘キャンペーンの広告にヌードで登場し、話題になったフランスの元モデル、イザベル・カーロ(Isabelle Caro)さんが11月に28歳で亡くなっていたことが明らかになった。29日のスイス紙20ミニュト(20 Minutes)が報じた。
カーロさんの交際相手だったスイス人の歌手ヴァンサン・ビグラー(Vincent Bigler)さんによると、カーロさんは11月に急性呼吸器疾患で入院し、約2週間後の11月17日に病院で亡くなった。ビグラーさんは死因は分からないと話している。
カーロさんは2007年、ミラノ・コレクションの期間中にイタリアのアパレル会社が企画した拒食症に警鐘を鳴らすキャンペーンの広告で、イタリア人写真家オリビエーロ・トスカーニ(Oliviero Toscani)氏の撮影によるヌードを披露し、話題となった。当時カーロさんは身長165センチ、体重32キロで、写真の姿はやせ細っていた。このヌード写真はファッション界に議論を巻き起こし、イタリアで広告監視機関が使用禁止にしたほか、フランス当局も国内企業にこの広告を使用しないよう通達した。(c)AFP