【12月27日 AFP】米誌タイム(Time)は22日、「今年の報道カメラマン(Wire Photographer of the Year)」にAFP通信のフォトジャーナリスト、マウリシオ・リマ(Mauricio Lima)氏を選出した。アフガニスタンで撮影した写真を高く評価した。

 リマ氏は、アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州の米海兵隊の従軍カメラマンとして4週間を過ごした後、単独でカブール(Kabul)に1か月滞在。戦争の中に暮らす民間人や兵士たちの日常を克明にポートレート写真に収めた。

 タイム誌のインタビューにリマ氏は、「アフガニスタンに行く前に、地元の事情や文化的な面についてたくさん勉強した。(アフガニスタンでの写真撮影は)多くの同僚カメラマンたちもやっていることで、特に目新しいものではない。ただ、わたしは異なったアプローチ方法を選んだだけだ」と、語った。

 リマ氏は、ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)を拠点に活動し、AFPカメラマンとして南米やイラク、中東一帯などを取材している。タイム誌は、その中でもアフガニスタンでのリマ氏の写真が人の心をとらえるものだったと評価した。

 リマ氏の写真は、タイム誌ウェブサイトの特設ページで見ることができる。(c)AFP

【参考】タイム誌「今年の報道カメラマン」写真特設サイト(英語)