失読症の子の識字力向上、脳内スキャンで予測可能
このニュースをシェア
【12月21日 AFP】ディスレクシア(失読症)の子どもの読解力の向上は、脳内スキャンにより予測可能であるとの論文が、20日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。
ディスレクシアは脳障害の一種で、非常に頭脳明晰な子どもであっても識字を困難にし、一生涯にわたるフラストレーションの原因ともなりかねない。
だが、米スタンフォード大医学部(Stanford University School of Medicine)、マサチューセッツ工科大(MIT)、バンダービルト大(Vanderbilt University)などの研究者らによる実験では、脳内スキャンにより、ディスレクシアの子どもの読解力の向上を最大90%の確度で予測することができた。
また、脳内スキャンによる予測は、読解力テストや行動観察による予測よりもはるかに正確だった。
研究者は、今回の研究を基に、1人1人に合ったディスレクシアの効果的な治療法を探るためのテストを考案できる可能性があるとしている。(c)AFP
ディスレクシアは脳障害の一種で、非常に頭脳明晰な子どもであっても識字を困難にし、一生涯にわたるフラストレーションの原因ともなりかねない。
だが、米スタンフォード大医学部(Stanford University School of Medicine)、マサチューセッツ工科大(MIT)、バンダービルト大(Vanderbilt University)などの研究者らによる実験では、脳内スキャンにより、ディスレクシアの子どもの読解力の向上を最大90%の確度で予測することができた。
また、脳内スキャンによる予測は、読解力テストや行動観察による予測よりもはるかに正確だった。
研究者は、今回の研究を基に、1人1人に合ったディスレクシアの効果的な治療法を探るためのテストを考案できる可能性があるとしている。(c)AFP