2050年には地球上の10人に1人がスペイン語話者、中米言語学者
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【11月30日 AFP】2050年には地球上の10人に1人はスペイン語を話している――。メキシコ中部グアダラハラ(Guadalajara)で開かれたブックフェアで29日、キューバの言語学者、ウンベルト・ロペス・モラレス(Humberto Lopez Morales)氏がこのような見解を語った。
世界におけるスペイン語の進化を考察した同氏の著作が同フェアで特別賞を受賞したことを祝う記念演説でのこと。同氏は、「われわれスペイン語話者にとってこれほど喜ばしいことはない」と語った。
同氏によると、米国のスペイン語話者は現在1300万人にまで増えた。同様の増加傾向は世界的にみられ、現在、世界人口69億人の6.5%(約4億5000万人)を占めるスペイン語話者は、2050年までに世界人口の10%にまで増えるという。
国連(UN)は今世紀半ばまでに世界の人口は90億人に達すると予測している。ロペス・モラレス氏は2050年のフランス語話者は世界人口の1.4%、ドイツ語話者は1.2%と、スペイン語よりずっと少ないと予測している。
同氏は現在世界で最も話者が多い英語と中国語(普通語)については言及していないが、最近の複数の調査結果によると、世界人口に占める英語話者の割合は2000年の9%から2050年には5%に減少する。英国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシル(British Council)は、21世紀半ばまでに世界の英語話者は5億800万人になると推定している。(c)AFP