【11月18日 AFP】「世界一の高品質を誇ったロシア革命前のトイレを取り戻そう」―ロシアのトイレ製造業者協会のウラジーミル・モクスノフ(Vladimir Moksunov)会長が17日、報道陣を前に声を上げた。

 モクスノフ会長によると、1917年の革命以前、ロシアのトイレ環境は世界でも有数の質を誇っていた。帝政ロシア時代のピョートル大帝(Peter the Great)が1699年4月9日、汚物を通りに投げ捨てることを禁じる布告を発令したことがきっかけだったという。

「だが、今では公衆トイレの品質を保つための規制さえ存在しない。汚水槽に関する協議をまとめた1972年の資料があるだけだ」と、モクスノフ会長は嘆く。

 一般的にモスクワ(Moscow)の公衆トイレの現状はひどいものだ。有料にもかかわらず、老朽化が激しく、利用者はひどい悪臭に耐えねばならない。
 
 こうしがトイレ状況の改善に対する喚起を促すためモクスノフ会長は、11月19日の世界トイレの日に倣い、4月9日をロシアの「トイレの日」とすることを提案している(c)AFP