【11月7日 AFP】台湾で7日、30歳の女性が「自分と結婚」した。

 この女性は、10月に自分自身との結婚をインターネット上で発表し話題になっていた、会社員のチェン・ウェイイ(Chen Wei-yi)さん(30)。

 首都台北(Taipei)のホテルで、親戚や友人30人に囲まれ式を挙げ、「自分と結婚することは、私は自信があり前向きで、自分が誰であるかを受け入れていることの証です。私たちは誰かほかの人を愛する前にまず自分を愛さなくちゃいけない。特別な誰かと結婚する前に、自分と結婚しなくちゃいけません」と語った。

 米SNSフェースブック(Facebook)のウェイイさんのサイトへは、「創造的」だという賞賛の声や、「自分と結婚したい人同士で集団の式を挙げてはどうか」といった提案が届いている。

 台湾では晩婚や独身のままでいる女性が増え少子化が進んでおり、世界でも出生率が低い国のひとつとなっている。2009年に結婚したカップルは前年より4分の1近く減り11万7000組で、政府の統計開始以来、最少を記録した。(c)AFP