【11月1日 AFP】中国・陝西省威陽(Xianyang)が市内美化政策の一環として、路上のタバコの吸い殻を拾って届け出れば1本当たり5分(約0.6円)の報奨金を支払うキャンペーンを9月から開始したところ、吸い殻集めに市民が殺到する事態となっている。

 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が前週伝えたところによると、これまでに集められた吸い殻は700万本に達した。200万本分・計10万元(約120万円)の報奨金が支払われたが、予算不足で残り500万本分についてはいまだ支払えない状態という。

 なかには、1人で7500本の吸い殻を集め、375元(約4500円)を稼いだ市民も。また、報奨金目当てに、食堂やインターネットカフェの灰皿やゴミ箱をあさって吸い殻を集める市民も出る始末だという。(c)AFP