【10月30日 AFP】ウクライナのボリス・コレスニコフ(Boris Kolesnikov)副首相が、ウクライナ西部の町リビウ(Lviv)でバスの検査運転中に警察車両に衝突する出来事があった。

 コレスニコフ副首相は、ポーランドとウクライナで共催されるサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)本大会に向け、大会の監督責任者としてリビウで製造される大会用バスの検査に訪れていた。

 コレスニコフ氏は点検のドライブに出かけたが、運転を始めて数分後に、停車中の警察車両に衝突。20メートルほど車両を引きずった。

 警察車両はバンパーが損傷してライトが粉々になったが、車には誰も乗っておらず負傷者は出なかった。

 居合わせた記者団の前でコレスニコフ氏が「何が起きた?」と問いかけると、バス工場の重役は「大したことじゃないです。どうぞ運転を続けてください」と返答した。

 しかし、現場にいた本物のバス運転手は全く感銘を受けなかったようで、「どうやったらあんな運転が出来るんだ。バスが大きいのはわかってるだろう」などと語っていた。(c)AFP