【9月1日 AFP】時間にルーズな公務員が多いことに業を煮やしたナイジェリア政府は8月31日、公務員たちに規律を徹底させようと、首都アブジャ(Abuja)の役所の門を閉ざし、遅刻した職員ら数百人を閉め出した。行政事務に健全さを取り戻すことを狙ったものだという。

 門は、役所の始業時間と定められている午前8時30分きっかりに閉められ、上役は遅刻した職員全員の氏名を記録した。門が再び開かれたのは午前10時ごろ。担当の役人によると、この「閉め出し作戦」は継続的に実施されており、前月はこれ以前にも2回行われたという。
 
 遅刻した職員には罰則が設けられているが、その内容については明らかにされていない。

 公務員の怠慢ぶりはしばしば非難されているが、アブジャの場合、市内は家賃が高いため郊外から長距離通勤している職員も多い。(c)AFP