【8月17日 AFP】家庭でインターネットをよく利用する男女は、そうでない男女に比べて恋のチャンスに恵まれている―米社会学会(American Sociological Association)の総会で15日、このような研究結果が発表された。

 米スタンフォード大学(Stanford University)などの研究チームは、全米に住む成人男女4002人を対象にインターネットの利用状況と配偶者や恋人の有無を調べた。

 その結果、家庭でインターネットにアクセスしている男女の約82%は配偶者か恋人がいることが判明した。家庭でネットを使わないと答えた対象群で、パートナーがいるのは63%をやや下回った。

 研究を主導したスタンフォード大のマイケル・ローゼンフェルド(Michael Rosenfeld)准教授は、「米国人がパートナーを見つけるうえで、インターネットが大きな役割を果たしていることが明らかになった」と分析した。

 さらに、家庭でインターネットにアクセスしている男女のほうが、恋人をみつけやすいことも分かったという。特に同性愛者にとって、ネットは重要な出会いの場となっていた。

 米国では1940年代初めから、恋人に出会うきっかけとして「友人の紹介」がトップを占めてきた。だが、ローゼンフェルド准教授は、今後数年のうちにインターネットがトップに躍り出る可能性もあると予測している。(c)AFP