【8月16日 AFP】米ニューヨークのタイムズスクエア(Times Square)で14日、65年前の同日に第2次世界大戦の終結を喜び同地でキスをする水兵と看護師のカップルをとらえた米誌ライフ(Life)の写真「勝者のキス」を、大勢で再現するイベントが行われた。

 この写真は、日本が降伏した1945年8月14日(米現地時間)、写真家アルフレッド・アイゼンスタット(Alfred Eisenstae)が撮影してライフに掲載され、世界中で有名になった。

 イベントを控え、44番街とブロードウェーが交差するタイムズスクエアには、オリジナルの写真を模して高さ8メートルの「キスをする像」が置かれた。午後7時3分、タイムズスクエアのニュース掲示板に「公式発表:日本降伏とトルーマン大統領」の一行が流れると、カップルたちはこの像の足もとで歴史的なキスを再現した。

 イベントを主催したのはタイムズ・スクエア・アライアンス(Times Square Alliance)という団体で、第2次世界大戦の退役軍人やイラク戦争の帰還兵の参加も呼び掛けた。

 撮影したアイゼンスタットは95年に亡くなり、写っている看護師のエディス・シェイン(Edith Shain)は今年初め、91歳で亡くなった。(c)AFP