【7月18日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でドイツ代表チームの全試合の結果とスペインの初優勝を予言したドイツのタコ、パウル(Paul)を真似て、オーストラリアで8月21日に実施される総選挙の行方を占ったタコの「カサンドラ(Cassandra)」が、与党労働党の勝利を予言した。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)が報じた。

 同紙によると、カサンドラは労働党を率いるジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相の写真にその長い触手をしっかりと巻きつかせた。しかし、保守派の最大野党・自由党のトニー・アボット(Tony Abbott)党首の写真にはそれほどの興味を見せなかったばかりか、体色を防御態勢に入ったときの黒に変えた。

 しかし、海洋学者のロブ・ハーコート(Rob Harcourt)教授は「タコの性格は気まぐれ。ある日はどんなことにも大胆だったかと思うと、次の日にはシャイで臆病になったりする」と述べ、予想はいつでも変わりうると釘を刺している。(c)AFP