【7月18日 AFP】70歳年下の夫と別居していた108歳のマレーシアの女性、ウック・クンドール(Wook Kundor)さんが、ドラッグ中毒から更生した夫(38)と1年ぶりに同居を再開した。

 ウックさんは2006年、70歳年の離れた男性、ムハマド・ノル・チェ・ムサ(Muhammad Noor Che Musa)さんと結婚、トレンガヌ(Terengganu)州で挙げた結婚式の写真がマレーシアの新聞紙上をにぎわした。

 18日の現地紙ウツサン・マレーシア(Utusan Malaysia)によると、夫のムハマドさんはクアラルンプール(Kuala Lumpur)で、12か月の自主的なドラッグ中毒更生プログラムを修了し、ウックさんの元へ戻った。

「夫が帰ってきて嬉しいわ。愛する彼の顔がまた見られてとても幸せよ。これで普通の生活に戻って、わたしもよその女性と同じように妻としての務めを果たすわ」とウックさんは喜びを語った。この日の同紙の一面はムハマドさんが、笑顔いっぱいのしわだらけのウックさんを抱きしめる写真が飾った。

 ムハマドさんがリハビリ施設にいる間にウックさんは5回、訪れた。ムハマドさんは「いつでも彼女に会いたかったよ。自分が犯した過ちをとても悔やんだ」と述べた。

 ウックさんは前年、ムハマドさんが更生プログラムを終えたら若い女性のもとへ走ってしまうのではないかと心配し、23人目となる新たな夫を探すかも知れないと語っていた。しかし、元々ウックさんの家の下宿人だったムハマドさんは以前から、2人が恋に落ちたのは「神の意志」だと言っていた。(c)AFP

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