【6月30日 AFP】サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でドイツ代表チームの勝敗を100%の的中率で予言し、一躍スターになったタコの「パウル(Paul)」。7月3日に行われる準々決勝、ドイツ対アルゼンチンは「ドイツが勝つ」と予言した。

 ドイツ西部オーバーハウゼン(Oberhausen)の水族館では29日、例のごとく、中にごちそうが入ったプラスチック製の2つの箱がパウルの前に下ろされた。片方にはドイツ国旗、もう片方にはアルゼンチン国旗が立てられている。パウルが最初に開けた方が「勝者」だ。

 パウルはドイツの方の箱を開けたものの、この決断には1時間以上かかった。このことは、アルゼンチン戦が前回のイングランド戦よりも「難しい戦い」になることを示しているのかもしれない。つまり、延長戦になるか、PK戦までもつれ込む可能性がある。
 
 ちなみに、4-1と快勝した27日のイングランド戦の前、パウルはドイツの勝利をわずか8秒で「予言」した。 
  
 だが、だからといって、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督は試合をあきらめるべきではない。パウルは予言を外したこともある。2008年の欧州選手権では、ドイツ代表に関する予言的中率は80%だった。(c)AFP

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