【6月12日 AFP】サッカーボールの足技を使ったパフォーマンスを披露するフリースタイルフットボールの豪プロ選手、クリス・ビーボン(Chris Beavon)さん(19)が10日、足技「アラウンド・ザ・ワールド」の世界記録に挑戦し、1分以内の回数で世界記録を達成した。

 ビーボンさんはオーストラリア・シドニー(Sydney)西部のウエストメッド(Westmead)で開かれたウエストメッド医療研究基金(Westmead Medical Research Foundation)によるチャリティーイベントのフリースタイルフットボール大会に出場。45秒で「アラウンド・ザ・ワールド」を21回達成したところで力尽きた。

 アラウンド・ザ・ワールドという技は、足の甲周り(インステップ)からすねの間の部分でボールをリフティングし、足を持ち上げてボールの周りをぐるりと一周させてからまた再びリフティングするという技。この足技の世界記録に挑戦したのは、ビーボンさんが初めて。

 ビーボンさんは結果に不満だった様子で、出だしの失敗で足が疲れてしまったと語った。ビーボンさんは「激しい技なので、足が動かなくなったよ」と述べた。

 ビーボンさんのフリースタイルフットボール歴は4年。そのうち2年間はプロだ。現在はテレビCM向けのスタントや企業イベント、オーストラリアで開催される試合前のイベントなどに出ている。

「もっとうまくやれただろうから残念だ。とはいえ、記録達成だよ。あんまりすごい記録じゃないけどね」(ビーボンさん)

 ビーボンさんの記録挑戦と足技教室には子ども100人以上が集まった。(c)AFP