地球を歩き続けて10年、世界一周目前のカナダ人男性
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【6月7日 AFP】この10年間、ひたすら地球上を歩き続けてきたカナダ人男性がいる。6日、オーストラリア・シドニー(Sydney)の名所ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)を徒歩で渡ったジャン・ベリボー(Jean Beliveau)さん(55)は、2000年8月にカナダ・モントリオール(Montreal)を出発、夜となく昼となく歩き続け、これまでに62か国、6万6700キロメートルを踏破した。
徒歩の旅に出るきっかけは、自分の人生に疑問を持ったことだという。それまでひっそり抱いていた徒歩による世界旅行の夢を実行に移そうと決め、家族に計画を打ち明けると00年8月18日、45歳の誕生日に南へ向かって歩き出した。
国境を越え、米国から南米へ。03年に南アフリカに上陸すると、大陸を北上して05年に欧州に入った。イラン、インド、中国、韓国、日本と経由し、09年10月にオーストラリア北部のダーウィン(Darwin)に到着。半年以上かけて南下してシドニーまでやってきた。
宿泊先はいつも決めていない。旅の間に出会った人のところに泊めてもらうこともある。たった1人で旅を続けるベリボーさんの元には、年に1回、奥さんが会いに来る。
歩き続ける目的は、お金を集めることではなく、世界中の子どもたちのため平和と非暴力をアピールすることだという。「何より大切なことは、誰かに会ったときにとにかく心を開くことだ。笑って『ハロー』って言うんだよ。旅の途中で耳にしていちばん美しいと感じる言葉は『ウェルカム』だね。これを聞くと、どんなカルチャーショックによるストレスも消えてしまうんだ」とベリボーさん。
これまで履きつぶしたスニーカーは46足。この後は、メルボルン(Melbourne)からタスマニア(Tasmania)島へ渡り、ニュージーランドを経て、11年末までにはモントリオールに帰る予定だ。(c)AFP
徒歩の旅に出るきっかけは、自分の人生に疑問を持ったことだという。それまでひっそり抱いていた徒歩による世界旅行の夢を実行に移そうと決め、家族に計画を打ち明けると00年8月18日、45歳の誕生日に南へ向かって歩き出した。
国境を越え、米国から南米へ。03年に南アフリカに上陸すると、大陸を北上して05年に欧州に入った。イラン、インド、中国、韓国、日本と経由し、09年10月にオーストラリア北部のダーウィン(Darwin)に到着。半年以上かけて南下してシドニーまでやってきた。
宿泊先はいつも決めていない。旅の間に出会った人のところに泊めてもらうこともある。たった1人で旅を続けるベリボーさんの元には、年に1回、奥さんが会いに来る。
歩き続ける目的は、お金を集めることではなく、世界中の子どもたちのため平和と非暴力をアピールすることだという。「何より大切なことは、誰かに会ったときにとにかく心を開くことだ。笑って『ハロー』って言うんだよ。旅の途中で耳にしていちばん美しいと感じる言葉は『ウェルカム』だね。これを聞くと、どんなカルチャーショックによるストレスも消えてしまうんだ」とベリボーさん。
これまで履きつぶしたスニーカーは46足。この後は、メルボルン(Melbourne)からタスマニア(Tasmania)島へ渡り、ニュージーランドを経て、11年末までにはモントリオールに帰る予定だ。(c)AFP