【6月4日 AFP】「世界一醜い犬」に認定されたチャイニーズ・クレステッド・ドッグの「ミス・エリー(Miss Ellie)」が米テネシー(Tennessee)州の自宅で1日に亡くなったと、地元の新聞「マウンテン・プレス(Mountain Press)」が3日報じた。17歳だったという。

 「彼女」は7歳の時にドーン・ゴーリング(Dawn Goehring)さんに拾われ、ミス・エリーと名付けられた。体には毛が無く、出っ張った目の上にはとさかのような「ブロンドヘア」。そして、口の横からはいつも舌がはみ出ているといった風ぼうは、人々に幾分の驚きとともにほほ笑みをもたらし、地元の動物愛護団体「Humane Society of the Tennessee Valley」のために生涯で10万ドル(約930万円)以上もの寄付金を集めた。

 晩年は目が見えなくなったものの、去年アニマルプラネット(Animal Planet)が主催した「世界一醜い犬コンテスト」でグランプリを獲得。テレビコマーシャルやテレビ番組などにも数多く出演した。

 今月には、世界一醜い犬のタイトルを防衛するためにカリフォルニア(California)州に向かう予定だった。

 ゴーリングさんは現在、「ミス・エリーに敬意を表して」新たな動物保護施設を開設するための資金集めをする計画を立てているという。(c)AFP