【4月22日 AFP】オーストラリア・メルボルン(Melbourne)で21日夜、少年(6)が宿泊先の友人の家で行方不明になったため、徹夜で警官隊や警察犬、捜索ヘリが出動して大捜索を行う事態となったが、結局、行方不明の少年は友人の家で見つかるという出来事があった。警察関係者が22日語った。

 この少年は自宅の外で遊んでいるうちに行方が分からなくなった。そこで警官や近隣住民、救助隊らがおおがかりな捜索を行い、メディアでも取り上げられた。警官らは公園やショッピングセンターをくまなく調べ、付近の湖の湖畔も捜索したものの、結局、22日未明になって、少年は自宅近くにある友人(9)宅の寝室で無事に発見された。

 ジェフリー・デービー(Geoffrey Davey)警部補は「(少年は)自宅付近の家屋で発見された。取り調べは継続中だが、われわれは、少年が警察から隠れていたとみている」と語った。「少年たちは、警察に対して少年たちの演じたことが、現実にどのようなことだったかを正しく理解しなかったようだ。そして不幸なことに、その結果として警官は徹夜で捜索をすることになった」

 デービー警部補は、付近一帯に捜索を広げる前に、住宅内をくまなく捜索したと主張し、「子どものやることだ。子どものやることについてわたしには説明はできない」と語った。

 メルボルンでは、つい数週間前に、インドの幼児が行方不明になり、遺体で発見される事件があったばかりだった。(c)AFP