【4月4日 AFP】フランス南西部のトゥールーズ(Toulouse)で3月30日、ある女性の葬儀にカトリックの司祭が酒に酔った状態で現れ、遺族の1人の顔を殴ったとして、同地のロベール・ル・ガル(Robert Le Gall)大司教が1日、遺族に謝罪した。

 問題の司祭は西アフリカのブルキナファソ出身で、遺族はこの司祭が葬儀を執り行うことを拒否した。しかし自動車を運転できないほど酔っていたため、車に戻ろうとした司祭を押しとどめた。

 この際に司祭は地面に転び、亡くなった女性の兄弟が助け起こそうとしたところ、この男性の顔を殴ったという。

 男性は「司祭が教区民を殴るなんて聞いたこともない。あまつさえ酒に酔っていたなんて。このことについては話したくもない!」と語った。(c)AFP