【3月14日 AFP】ドイツで、車のエンジンルームに迷い込みそのまま54キロも運ばれたネコが救出された。最高時速は160キロに達していたという。12日付のドイツ紙ビルト(Bild)が報じた。

 アクセル・シドー(Axel Sydow)さん(24)がフォルクスワーゲン(Volkswagen)ゴルフ(Golf)を運転してベルリン(Berlin)からケーニヒスヴスターハウゼン(Koenigs Wusterhausen)に行ったところ、ボンネットから激しいネコの鳴き声が聞こえた。

「上からは何も見えませんでしたが、ボンネットを開けるとネコの頭と脚が見えたんです。エンジンは温かいので、そこで寝ようと思って入り込んだのでしょう」(シドーさん)

 救助隊が前輪とエンジンカバーを取り外してネコを助け出した。ネコは足にやけどを負っただけで済んだという。ビルト紙はこのネコを「ベルリン最速のネコ」と表現した。(c)AFP