【3月12日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫、フィリップ殿下(Prince Philip、88)は数々の失言や大胆発言で知られるが、このほど視察に訪れたエクセター(Exeter)の海洋少年団のイベントでも、また余計な一言を口走ってしまったようだ。

 英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が伝えた、海洋少年団メンバーのエイザベス・レンドル(Elizabeth Rendle)さん(24)の話によると、フィリップ殿下に普段の仕事を尋ねられたレンドルさんが「クラブでバーテンダーをしています」と答えたところ、フィリップ殿下は「何だって?ストリップクラブで働いてるって?」と聞き返したという。

 当然ながらレンドルさんが「違います」と答えると、フィリップ殿下は「そうさな。何にしろ今日はちょっと寒すぎるね」と応じた。レンドルさんはフィリップ殿下のコメントになかば唖然としながらも、ともに大笑いしたという。

 「あれは失言ではなくジョークだったと思う。わたしも腹は立たなかったし、フィリップ殿下はわたしたちをリラックスさせようとしただけだと思うわ」(レンドルさん)

 フィリップ殿下自身は、場の雰囲気を和らげようと試みただけかもしれないが、かねてから殿下の発言はしばしば、その場に居合わせた人びとを赤面させてきた。

 2002年のオーストラリア訪問時には、先住民アボリジニに対し「今でも、やり投げをしているのかね」と質問。1986年の中国公式訪問にも英国人学生グループに「ずっとここ(中国)にいたら、目が細くなってしまうよ」などと話しかけたことは有名。(c)AFP