サウジアラビア、司法改革で女性弁護士の出廷が可能に
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【2月22日 AFP】サウジアラビアの司法改革の一環で、これまで禁じられていた女性弁護士の出廷が一部、許可される見通しとなった。
現地紙が21日に報じたモハメド・イッサ(Mohammed al-Issa)法相の発表によると、現在策定中の新法の草案では、離婚や親権などを扱う家庭裁判に限り、法廷内での女性弁護士の弁論が許される内容となっている。新法はまもなく議会を通過する見込みだ。
厳格なイスラム法(シャリーア)とイスラム教の慣習に基づくサウジアラビアでは、男女の分離が定められており、司法機関内や政府庁舎でもこれまで女性の弁護士は、女性専用と限定された区画でしか活動が認められなかった。また判事は全員、男性のイスラム聖職者となっている。
今回の司法改革では、「個人の問題」を扱う家庭裁判所など特定の種類の訴訟に特化する裁判所の拡充が試みられている。(c)AFP
現地紙が21日に報じたモハメド・イッサ(Mohammed al-Issa)法相の発表によると、現在策定中の新法の草案では、離婚や親権などを扱う家庭裁判に限り、法廷内での女性弁護士の弁論が許される内容となっている。新法はまもなく議会を通過する見込みだ。
厳格なイスラム法(シャリーア)とイスラム教の慣習に基づくサウジアラビアでは、男女の分離が定められており、司法機関内や政府庁舎でもこれまで女性の弁護士は、女性専用と限定された区画でしか活動が認められなかった。また判事は全員、男性のイスラム聖職者となっている。
今回の司法改革では、「個人の問題」を扱う家庭裁判所など特定の種類の訴訟に特化する裁判所の拡充が試みられている。(c)AFP