インドネシアのオバマ少年像、1か月で撤去の危機
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【1月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が幼少期を過ごしたインドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)の市当局は25日、前月市内の公園に建てられたばかりの10歳のオバマ少年の銅像について、撤去を検討していると発表した。
1960年代後半、ジャカルタ在住時代のオバマ少年のあだ名にちなみ「リトル・バリー(Little Barry)」と名づけられたこの銅像は、前月10日にジャカルタ中心部メンテン(Menteng)地区の公園の中央に登場した。歩いて数分のところにはオバマ氏が通った小学校がある。
しかし銅像が建つと、「この場所はインドネシア人をたたえるために使用するべきだ」という批判があがり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェースブック(Facebook)」の銅像撤去を求めるコミュニティーには5万5000人が集まった。
これを受け、ジャカルタ市の公園当局は、「ここ2週間、銅像をどうするかについて話し合っている。撤去するか、移設するか、このままにしておくか。最適な解決手段を取りたい」と答えた。
オバマ大統領は米ハワイ(Hawaii)州生まれだが、離婚した母親がインドネシア人男性と結婚し、1967年から4年間、ジャカルタで暮らした。
当局者は、「この像は米国大統領としてのオバマ氏ではなく、少年時代のオバマ氏の像だ。これを建てた彼の親族や知人たちが、子どもたちに大きな夢を持って勉学にいそしんでほしいという願いを込めたものだ」と主張している。
一方、フェースブック上の「メンテンパークからオバマ像を撤去しよう」というグループのメンバーたちは、オバマ氏がインドネシアのために何かをしてくれたわけではないと反発している。「バラク・オバマがこれまでに、インドネシアに大きな貢献をしたわけじゃない。彼がここにいた間にしたことといえば、食べて大きくなっただけ。残りの年月はアメリカで米国人として暮らしてきたのだ」とウェブサイトで像を批判し、「主権国家の尊厳のために、バラク・オバマ像はメンテンパークからただちに撤去すべきだ」と主張している。(c)AFP
【関連記事】第2の故郷インドネシアに「オバマ少年」の像
1960年代後半、ジャカルタ在住時代のオバマ少年のあだ名にちなみ「リトル・バリー(Little Barry)」と名づけられたこの銅像は、前月10日にジャカルタ中心部メンテン(Menteng)地区の公園の中央に登場した。歩いて数分のところにはオバマ氏が通った小学校がある。
しかし銅像が建つと、「この場所はインドネシア人をたたえるために使用するべきだ」という批判があがり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェースブック(Facebook)」の銅像撤去を求めるコミュニティーには5万5000人が集まった。
これを受け、ジャカルタ市の公園当局は、「ここ2週間、銅像をどうするかについて話し合っている。撤去するか、移設するか、このままにしておくか。最適な解決手段を取りたい」と答えた。
オバマ大統領は米ハワイ(Hawaii)州生まれだが、離婚した母親がインドネシア人男性と結婚し、1967年から4年間、ジャカルタで暮らした。
当局者は、「この像は米国大統領としてのオバマ氏ではなく、少年時代のオバマ氏の像だ。これを建てた彼の親族や知人たちが、子どもたちに大きな夢を持って勉学にいそしんでほしいという願いを込めたものだ」と主張している。
一方、フェースブック上の「メンテンパークからオバマ像を撤去しよう」というグループのメンバーたちは、オバマ氏がインドネシアのために何かをしてくれたわけではないと反発している。「バラク・オバマがこれまでに、インドネシアに大きな貢献をしたわけじゃない。彼がここにいた間にしたことといえば、食べて大きくなっただけ。残りの年月はアメリカで米国人として暮らしてきたのだ」とウェブサイトで像を批判し、「主権国家の尊厳のために、バラク・オバマ像はメンテンパークからただちに撤去すべきだ」と主張している。(c)AFP
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