【1月19日 AFP】米国の首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)にあるスミソニアン国立動物園(Smithsonian National Zoo)のメスライオン、ルサカ(Lusaka)が14日夜、死亡した。推定18歳。死因は検視結果を待たなければならないが、ルサカはこの数か月、衰弱していた。

 2009年初め、ルサカの背中の皮膚の下に腫瘤(しゅりゅう)ができているのが見つかった。腫瘤が変形してきたことから、同動物園で生体検査を実施したところ、線維肉腫であることが分かった。線維肉腫は、ライオンだけでなく飼い猫にもできるがん性腫瘍。

 アフリカ・ザンビアの首都ルサカから名付けられたルサカは、個人ブリーダーの元から保護され、2003年9月、野生希少動物の保護リハビリ施設米ロサンゼルス(Los Angeles)・エンジェルス国立森林公園(Angeles National Forest)のワイルドライフ・ウェイステーション(Wildlife Waystation)からスミソニアン国立動物園にやってきた。(c)AFP