【1月1日 AFP】氷に囲まれた状態で過ごす時間のギネス記録(Guinness World Records)に挑戦していたイスラエルの男性が12月31日深夜、66時間という記録を達成し、アメリカ人魔術師デービッド・ブレイン(David Blaine)氏が持っていた記録を更新した。

 新記録を打ち立てたのはヘジ・ディーン(Hezi Dean)さん(29)。12月29日からジーンズに薄いTシャツという服装で、テルアビブ(Tel Aviv)のラビン広場(Rabin Square)に透明な氷約8トンを使って特別に作った部屋に入っていた。

 真夜中の合図とともにスタッフが氷を切って部屋を開け、衰弱したディーンさんを待機していた救急車に運び込んだ。健康状態については発表されていない。

 新年をギネス記録達成とともに迎えようと集まっていた約200人の観衆は、「ヘジ、すごいぞ」といった励ましの言葉や、もっとストレートに「死ぬな、ヘジ・ディーン」といったメッセージを掲げていた。

 これまでのギネス記録は、デビッド・ブレイン氏が2000年に米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で達成した63時間だった。(c)AFP