平山郁夫画伯、死去 世界平和目指し文化遺産保護に尽力
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【12月3日 AFP】シルクロード(Silk Road)や仏教を題材にした幻想的な絵画で知られ、世界の文化遺産保護にも尽力した日本画家の平山郁夫(Ikuo Hirayama)さんが2日、脳梗塞のため都内の病院で死去した。79歳。
平山さんは、カンボジアのアンコールワット(Angkor Wat)、中国・敦煌(Dunhuang)の莫高窟(ばっこうくつ、Mogao Caves)、2001年にアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)に破壊されたバーミヤン(Bamiyan)遺跡など、数々の世界遺産の保護活動に力を注いだことで知られ、1988年にはユネスコ(UNESCO)親善大使に任命された。
「人種や宗教を超えて、すべての人間が人類の宝の価値を理解し、それによって相互理解と世界平和を促進すること」を目指した。
1945年、15歳の時に広島で被爆、後遺症に苦しんだ。1959年、インドから中国に仏教を伝える古代の僧侶を描いた作品『仏教伝来』で、その名を初めて世に知らしめた。シルクロードへの旅を重ね、仏教をテーマにした風景画や古代遺跡などの連作を描いた。(c)AFP
平山さんは、カンボジアのアンコールワット(Angkor Wat)、中国・敦煌(Dunhuang)の莫高窟(ばっこうくつ、Mogao Caves)、2001年にアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)に破壊されたバーミヤン(Bamiyan)遺跡など、数々の世界遺産の保護活動に力を注いだことで知られ、1988年にはユネスコ(UNESCO)親善大使に任命された。
「人種や宗教を超えて、すべての人間が人類の宝の価値を理解し、それによって相互理解と世界平和を促進すること」を目指した。
1945年、15歳の時に広島で被爆、後遺症に苦しんだ。1959年、インドから中国に仏教を伝える古代の僧侶を描いた作品『仏教伝来』で、その名を初めて世に知らしめた。シルクロードへの旅を重ね、仏教をテーマにした風景画や古代遺跡などの連作を描いた。(c)AFP