【12月1日 AFP】インド北部ハリヤナ(Haryana)州で、頻発する路線バスでの強盗対策として、特殊な防犯細工を施した集金袋をバスの車掌に持たせることになった。地元通信社ユナイテッド・ニューズ・オブ・インディア(United News of IndiaUNI)が30日報じた。

 同州政府交通相によると、「キャッシュガード電子取引セキュリティーシステム」と名付けられた特殊集金袋は、警報装置を内蔵しているうえ、強盗が袋をひったくると約250ボルトの電流が流れ、犯人に電気ショックを与える仕組みとなっている。すでに、この集金袋は州営バスの全車掌に、順次、配布されているという。 

 インドの他州同様に、ハリヤナ州の交通機関でも強盗事件が多発しており、車掌が乗客から徴収した運賃を入れる集金袋は、強盗らの格好のターゲットになっている。(c)AFP