【11月24日 AFP】世界最高峰エベレスト(Everest、中国名・チョモランマ、8848メートル)の登頂に世界最高齢で成功しながら、書類の不備からギネス世界記録(Guinness World Records)認定を受けられなかったネパール人男性がこのほど、長期にわたる認定騒動の末、正式にギネス記録に認定された。

 ミン・バハドゥール・シェルチャン(Min Bahadur Sherchan)さん(78)は2008年5月、76歳でエベレスト登頂に成功したが、登頂成功を証明する書類を紛失してしまった。このため、シェルチャンさんより1歳年下で1日遅れて登頂に成功したプロスキーヤーの三浦雄一郎(Yuichiro Miura)さん(77)が、エベレスト登頂の世界最高齢者として認定された。

 しかし、これを不服とするシェルチャンさんが必要書類をそろえて再度、ギネスに認定申請を行い、ギネス側もこのほど、シェルチャンさんの主張を認め、23日午後、正式にシェルチャンさんに認定証が授与された。記録保持者としてのシェルチャンさんの氏名は、ギネスブックの次年度版から掲載される。(c)AFP