【11月19日 AFP】活気あるナイトライフが人気のバルセロナ(Barcelona)、ベルリン(Berlin)、ブリュッセル(Brussels)などに負けじと、パリ(Paris)市当局は18日、夜の観光活性化を目指した大規模キャンペーンを開始した。

 市の観光事業担当者は、「パリは夜を愛している。生活は夜8時になっても止まらない」と説明した。「パリはもはやトレンドではない、パーティーは他の欧州の都市でやった方が良いという声もあるが、パリの夜はフランスの文化遺産や経済の一部だ」

 キャンペーンの目玉は、ナイトスポットを紹介するウェブサイトの開設と無料ガイドブックの配布だ。ウェブサイト「Parisnightlife.fr」では、英語とフランス語で、バー、レストラン、ディスコ、コンサートホールなど約300店について業種別のリストを掲載。営業時間や地図、さらにはドレスコードも説明している。一方、ポケットサイズのガイドブックは10万部印刷され、観光客に無料で配布される予定だ。

 ナイトライフに詳しい人々からは、騒音に対する厳しい取り締まりや新たな喫煙制限などがパリのナイトライフに悪影響を与えていると不満が出ている。(c)AFP

【参考】Parisnightlife.frの英語版ウェブサイト