ロシアの砕氷客船、南極海で立ち往生 英国人など105人が乗船
このニュースをシェア
【11月18日 AFP】英国人観光客数十人を含む「ペンギン好き」の観光客105人が乗ったロシアの砕氷客船「カピタン・フレブニコフ(Kapitan Khlebnikov)」が、南極沖で氷に閉じ込められ、動きがとれなくなっている。地元当局者やツアーを企画した旅行会社が16日、明らかにした。
ロシア運輸省によると、同船は現在、南極半島(Antarctic Peninsula)の先端沖にあるスノーヒル(Snow Hill)島付近の湾内にいるが、この湾が氷で閉ざされてしまい動けなくなっているという。この事態を受け、ツアーの日程は2日間は遅れるとの見方が示されている。同船の所有会社によると、同船は現在の場所に4日間もとどまっているという。
英旅行会社エクソダス(Exodus)によると、このツアーの参加者の多くは英国人で、料金は1万ポンド(約150万円)以上、最大の見所はスノーヒル島でコウテイペンギンを見ることだという。
同社の広報担当者はAFPに対し、「船内には多くの娯楽がある」と述べた上で、天候は回復に向かっており、予定より2、3日遅れで今週末にもアルゼンチン南端のウシュアイア(Ushaia)に到着することができるとの見通しを示した。
同船には、2011年放送予定の「The Frozen Planet(氷の惑星)」と題されたドキュメンタリー番組撮影のため、英国放送協会(BBC)の撮影クルー3人も乗船しているという。BBCによれば、クルーは全員健康に問題はなく、コウテイペンギンの撮影を行う予定だという。(c)AFP/Alexander Osipovich
ロシア運輸省によると、同船は現在、南極半島(Antarctic Peninsula)の先端沖にあるスノーヒル(Snow Hill)島付近の湾内にいるが、この湾が氷で閉ざされてしまい動けなくなっているという。この事態を受け、ツアーの日程は2日間は遅れるとの見方が示されている。同船の所有会社によると、同船は現在の場所に4日間もとどまっているという。
英旅行会社エクソダス(Exodus)によると、このツアーの参加者の多くは英国人で、料金は1万ポンド(約150万円)以上、最大の見所はスノーヒル島でコウテイペンギンを見ることだという。
同社の広報担当者はAFPに対し、「船内には多くの娯楽がある」と述べた上で、天候は回復に向かっており、予定より2、3日遅れで今週末にもアルゼンチン南端のウシュアイア(Ushaia)に到着することができるとの見通しを示した。
同船には、2011年放送予定の「The Frozen Planet(氷の惑星)」と題されたドキュメンタリー番組撮影のため、英国放送協会(BBC)の撮影クルー3人も乗船しているという。BBCによれば、クルーは全員健康に問題はなく、コウテイペンギンの撮影を行う予定だという。(c)AFP/Alexander Osipovich