天皇陛下、即位20年 会見で昭和に言及
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【11月12日 AFP】(一部更新)天皇陛下即位20年にあたって行われた会見の内容が12日、発表された。
先の記念会見で天皇陛下は、日本の高齢化や厳しい経済状況は心配だが、「人々が皆で英知を結集し、相携えて協力を進めることにより、日本が現在直面している困難も一つ一つ克服されることを願っております」と語った。
そして「むしろ心配なのは、次第に過去の歴史が忘れられていくのではないかということ」と述べ、「第1次世界大戦のベルダンの古戦場を訪れ、戦場の悲惨な光景に接して平和の大切さを肝に銘じられた昭和天皇にとって誠に不本意な歴史であったのではないかと察しております」と、第2次世界大戦中の父・昭和天皇について珍しく語った。さらに昭和時代(1926-1989年)は「私どもに様々な教訓を与えてくれます。過去の歴史的事実を十分に知って未来に備えることが大切と思います」と続けた。
また一緒に会見した皇后さまは、高齢化が「問題」としてのみ取り扱われることは少し残念に思うと語り、「90歳、100歳と生きていらした方々を皆して寿(ことほ)ぐ気持ちも失いたくないと思います」と述べた。(c)AFP
先の記念会見で天皇陛下は、日本の高齢化や厳しい経済状況は心配だが、「人々が皆で英知を結集し、相携えて協力を進めることにより、日本が現在直面している困難も一つ一つ克服されることを願っております」と語った。
そして「むしろ心配なのは、次第に過去の歴史が忘れられていくのではないかということ」と述べ、「第1次世界大戦のベルダンの古戦場を訪れ、戦場の悲惨な光景に接して平和の大切さを肝に銘じられた昭和天皇にとって誠に不本意な歴史であったのではないかと察しております」と、第2次世界大戦中の父・昭和天皇について珍しく語った。さらに昭和時代(1926-1989年)は「私どもに様々な教訓を与えてくれます。過去の歴史的事実を十分に知って未来に備えることが大切と思います」と続けた。
また一緒に会見した皇后さまは、高齢化が「問題」としてのみ取り扱われることは少し残念に思うと語り、「90歳、100歳と生きていらした方々を皆して寿(ことほ)ぐ気持ちも失いたくないと思います」と述べた。(c)AFP