【11月3日 AFP】米国人の圧倒的多数は運転中のテキストメッセージ(携帯メール)の送信を違法にすべきだと考えており、また、約半数はそのようなドライバーには飲酒運転と同程度の処罰が適当だと思っている。2日、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とCBSニュース(CBS News)が合同で実施した世論調査で明らかになった。

 調査対象となった成人829人のうち、97%は運転中のメール受送信は違法にするべきだと答えた。ニューヨーク・タイムズの調査で国民のほぼ全員が同じ意見を示すのは非常にまれなことだという。なお、1%は合法であるべきだと答え、2%は無回答だった。

 50%は「運転中の携帯メールは飲酒運転と同じぐらい重く罰されるべきだ」と回答し、43%は「飲酒運転よりは軽く」、2%は「飲酒運転より重い罰」を求めた。

 また、80%は運転中に携帯電話を手に持って話すことは違法であるべきだと答え、2001年のABCニュース(ABC News)の世論調査で示された69%から上昇した。17%は合法であるべきだと回答した。

 ハンズフリー状態での通話については、70%が許容する姿勢をみせる一方、27%はハンズフリー通話も禁じるべきだと答えた。

 66%は運転中にハンズフリー状態での携帯電話の使用は、手に持って通話するよりも安全と答える一方、28%はリスクは同じだと答えた。

 調査は10月5日から8日にかけて実施された。誤差はプラスマイナス3%。

 米議会では現在、運転中のメールを禁止する法案が提出されている。(c)AFP