【10月28日 AFP】厚生労働省神奈川労働局は28日、勤務中にくも膜下出血で死亡した日本マクドナルド(McDonald's)の元女性店長(41)を過労死と認定したと発表した。

 死亡したのは横浜市内にある店舗の元店長で、2007年10月に別の店舗の講習中に倒れ、3日後に搬送先の病院で死亡した。死亡前には月平均80時間以上の残業をしていたとされている。

 同局の労災保険審査官は、労働による発症と判断したと発表。遺族には、遺族補償年金などの公的補償が支払われることになる。

 日本マクドナルドは、過労死認定についてコメントを避けた。広報担当者は、当局から連絡をうけておらず、事実確認ができていないと説明した。

 死亡した女性は、倒れる直前に休暇をとっていたものの、初期症状が出る前の6か月間で月平均80時間以上の残業をしていた。厚労省の過労死認定基準は、発症前1か月間におおむね100時間か、または過去6か月間で月平均80時間以上の残業をしていたかで判断される。(c)AFP