【10月24日 AFP】最近スペインの国会では、議員たちが建物内の自動販売機で安心してコカコーラ(Coca Cola)を買えるようになった。これはホセ・ボノ(Jose Bono)下院議長のおかげだと、23日の地元紙エル・ムンド(El Mundo)が報じた。

 スペイン国内でコカコーラを製造・販売していた会社は、今までコスト削減のためポーランドで製造された缶を使用していた。ところがそれを聞いたボノ下院議長は、「国会にスペイン語のコカコーラがないのは望ましいことではない」としてスペイン産の缶に切り替えてはどうかと提案したという。

 ボノ議長の報道官はこの報道を認め、これまでポーランド語で缶に印刷されていた成分表示をスペイン語で読めるようにするのが目的だったと説明した。現在、スペイン国会の自動販売機ではスペインで製造した缶に入ったコカコーラのみが販売されているという。(c)AFP