【10月16日 AFP】就任後初めてロシアを訪問したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は14日、同国の最高学府であるモスクワ大学(Moscow State University)を訪れ、「好きな本はドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)の『カラマーゾフの兄弟(The Brothers Karamazov)』」だと話した。

 同大で学生2000人を前に講演を行い、その後の質疑応答で「好きな本は?」と聞かれたクリントン長官は、「たくさんの本から影響を受けてきたけれど、なかでもこの場にふさわしいのは・・・」と前置きし、ロシアの巨匠の1880年の作品『カラマーゾフの兄弟』を挙げた。

「この本は、私の思考の重要な部分を形成してくれたものであり、長年にわたっていろいろと教えられてきたの」とクリントン長官は話した。(c)AFP