【10月15日 AFP】ネパールに住む身長56センチのカジェンドラ・タパ・マガル(Khagendra Thapa Magar)さんが14日、18歳の誕生日を迎えた。タパさんは4年前、ギネス世界記録(Guinness World Records)に「世界一身長の低い人物」の認定申請を行ったが、14歳では若すぎるとして却下されていた。晴れて成人になったことで、記録認定の申請をあらためて行うという。

 タパさんの父親はAFPの電話取材に対し、「18歳になったので、必要書類をギネス事務局に送付するつもりだ」と語った。

 父親は、「産まれた時は手のひらにのるほどだった。彼の父親であることに誇りをもっている。彼は彼自身のためだけではなく、この国の名声も高めた」「彼には素晴らしい将来を築いてもらいたい。教育を受け、自立した生活をおくってほしい」と語った。

 タパさんの支持者が立ち上げたウェブサイトによると、タパさんは誕生時の体重が、わずか600グラムしかなかったという。趣味は、「小石で遊ぶこと」と「仏様を拝むこと」だという。

 ギネス世界記録のウェブサイトによると、これまでの記録の中で最も身長が低い人物は、インド・ニューデリー(New Delhi)に住んでいた故グル・ムハンマド(Gul Mohammed)さんで、身長は約56センチだという。

 現在生存する人物の中で最も背が低いのは、身長73センチの中国の何平平(He Pingping)さん。(c)AFP