【9月27日 AFP】インドで人力車に乗って観光を楽しんでいた米国人女性がその運転手と恋に落ち、出会ってからわずか4日後に結婚した。メール・トゥデー(Mail Today)紙が25日報じた。

 インドのラジャスタン(Rajasthan)州ジャイプル(Jaipur)で、白馬ならぬ人力車に乗った王子様、ハリッシュ・ホタラ(Harish Hotala)さんに出会ったのは、シカゴ(Chicago)出身のホイットニー(Whitney)さん(26、メール・トゥデー紙は姓を報じていない)。

 ホイットニーさんは荘厳な宮殿があることで有名なこの街に滞在中、観光のため人力車を1台チャーターした。「3日目に、人力車の運転手はびっくりすることを言ったんです」とホイットニーさんは話した。運転手から「残りの人生をあなたと一緒に過ごしたい」と告白されたのだ。そして、恋に落ちてしまったのだという。

 19日に出会った2人は、23日に簡素な結婚式を挙げた。メール・トゥデー紙には、インドの伝統衣装サリーで頭を覆ったホイットニーさんが、夫になったホタラさんの側らに立っている写真が掲載された。同紙によると、ホタラさんは「一風変わった人力車運転手で、学校は落第したが流ちょうな英語を話し、原動機付き人力車を3台持っている」という。

 ホイットニーさんは30日に帰国し両親と会う。「父は驚いていたけれど、母は面白がっています」とホイットニーさんは話している。(c)AFP