【9月25日 AFP】(一部訂正)英国中部のバーントウッド(Burntwood)で、無職の男性がアングロサクソン時代の金・銀の財宝1350点以上を発見したと、考古学者らが24日明らかにした。同時代の遺物がこれほど多く発見されたのは初めてという。

 財宝は今年7月、「金属の探知」を18年前から趣味にしているというテリー・ハーバート(Terry Herbert)さん(55)が、自宅付近で金属探知機により発見した。その後、専門家による鑑定が行われ、24日になって同時代の財宝であることが宣言された。7世紀のサクソン王国のものであったと考えられるという。

 ハーバートさんは発見から5日間は財宝を掘り出していたが、その量があまりにも多かったため次第に怖くなり、専門家を呼ぶことにしたという。

 財宝には、剣のさやや柄の接続金具などが含まれ、貴石が散りばめられているものも多く見られる。約5キロの金とそれよりは少ない量の銀が使用されていると推定され、金額にすると途方もないものになりそうだ。その半分は、ハーバートさんの懐に入ることになる。(c)AFP/Michael Thurston