【9月23日 AFP】中国の考古学者らが中国北東部・吉林(Jilin)省通化(Tonghua)市で、「万里の長城(Great Wall)」の新たな壁を発見したと、国営新華社(Xinhua)通信が22日報じた。

 新たに発見された壁は、秦王朝(紀元前221~206年)と漢王朝(紀元前206年~紀元後220年)の期間に建設されたもので、全長172メートル。万里の長城の「東端」がこれまで考えられていたよりも少なくとも11キロ先に延びたことになる。

 万里の長城の新たな壁が見つかるのは珍しいことではない。今年4月、中国の国営メディアは、包括的かつ最新技術を用いた研究で、全長約5000キロとみなされてきた万里の長城は実際には8851キロ以上にも及ぶことがわかったと伝えていた。(c)AFP