強制的に結婚させられたイエメンの12歳少女、出産で死亡
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【9月13日 AFP】イエメンで強制的に結婚させられた12歳の少女が、難産のため新生児ともども死亡していたと、現地人権団体「児童保護のためのイエメン協会(Yemeni Organisation for Childhood Protection、Seyaj)」が13日明らかにした。
12歳のFawziya Abdullah Youssefさんは前週11日に分娩を迎えたが、出産にともなう合併症が起こり、医師らが手を尽くしたものの救えなかったという。 この少女は父親が腎臓病を患う貧困家庭に育ち、11歳のときに学校を退学させられ、無理やり結婚させられた。その1年後に妊娠した。
Seyajは「法令で結婚の最低年齢が定められていないため、当局が子どもの結婚、特に女子の結婚を禁止することができない。また、そうした婚姻が招く悲惨な結果に対し、親や配偶者を罰することもできない」と警告した。同団体によるとイエメンの紅海沿岸地域でこうした結婚は珍しくないという。
■前年には8歳の少女が離婚申し立て
2008年には国内の裁判所が8歳の少女の離婚を認めた。この少女の場合は、無職だった父親が少女を強制的に、20歳年上の男性と結婚させた。この父親は「そうしなければ男性に娘を誘拐されただろう」と弁明した。(c)AFP