【9月12日 AFP】世界最高齢の米国人女性ガートルード・ベインズ(Gertrude Baines)さんがカリフォルニア州ロサンゼルス(Los Angeles)の介護施設で11日に死去した。115歳と158日だった。

 ベインズさんはアフリカ系米国人で、介護施設で11年間過ごしていた。後日、検死が行われる予定だが、死因は心臓発作とみられる。

 今年1月に、当時115歳だったポルトガル人女性、マリア・デジェズス(Maria de Jesus)さんが死去し、最高齢者となった。生存中に、2回の世界大戦、ライト兄弟の初飛行、人類初の月面着陸といった歴史的な出来事を経験している。ベインズさんによると、長生きの秘訣は「神様を信じ、清く正しい生き方をすること」だったという。

 前年11月の米大統領選ではバラク・オバマ(Barack Obama)氏に投票した最高齢のアフリカ系米国人として、全世界のメディアに報じられた。4月に115歳の誕生日を迎え、オバマ大統領からお祝いのメッセージを受け取ったベインズさんは、「2012年の大統領選でもオバマ氏に投票したい」と語っていた。

 ベインズさん死去により、世界最高齢者は沖縄県に住む114歳の女性、知念カマ(Kama Chinen)さんになった。(c)AFP