【9月10日 AFP】国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」は9日、元プレイメイトのパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)さんが出演する同団体のテレビCMが際どすぎるとして米空港での上映が禁止されたことを発表した。CNNエアポート・ネットワーク(CNN Airport Network)が子どもが見ることを懸念して禁止したという。

 このCMは、露出度の高い空港警備員の格好をしたアンダーソンが、乗客から毛皮やレザーなどをはぎ取るというもの。10日から始まるニューヨーク・ファッション・ウィーク(New York Fashion Week)に参加するファッション業界の関係者をターゲットに、同日からニューヨーク(New York)の空港で放映される予定だった。

 PETAによれば、CNNエアポート・ネットワークから「子どもたちも空港に来るので慎重に扱うべき問題」との書面が送られてきたという。

 PETAのダン・マシューズ(Dan Matthews)副会長は、「今後は機内での放映を考えている。バージン(Virgin)など冒険心のある航空会社が放映してくれることを願う」としている。

 またアンダーソンは同日、ロサンゼルス(Los Angeles)で行われたイベントに参加。AFPに対し、今後も毛皮製品を使用するファッションブランドには反対していくと語った。(c)AFP