【9月3日 AFP】イスラエル考古学庁(Israel Antiquities AuthorityIAA)は2日、エルサレム(Jerusalem)の旧市街で3700年以上前に造られたとみられる巨大な壁が発見されたと発表した。

 発掘に当たったRonny Reich教授は、高さ8メートルに及ぶこの壁は3700年以上前、カナン人が遊牧民から水資源を守るために造ったものだと語った。この「巨大なとりで」は、エルサレムを潤していた泉が主な防御壁の外側にあったにもかかわらず街が繁栄したことを説明しているという。

 Reich教授はさらに、「この地域で最古のとりで」だというこの壁の存在は、カナン人の文化はこれだけの規模のとりでを築けるほど進んだものだったことを示している語った。

 このとりでは3日から一般公開される。(c)AFP