北朝鮮、CM放送に雪解けの兆し ビールに続きウズラ料理やヘアピンも
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【9月1日 AFP】韓国統一省は1日、北朝鮮の国営朝鮮中央テレビ(Korean Central Television)が、7月に同国初のコマーシャル放送として開始されたビールのCMに続き、さらに3本のCMを放映していると明らかにした。
同テレビは7月2日から、「大同江(テドンガン、Taedonggang)ビール」のCMを放映しているが、8月上旬以降、平壌(Pyongyang)の有名レストラン「玉流館(オクリュグァン、Okryugwan)」のウズラ料理と、ヘアピン、高麗人参のCMを放映したという。
北朝鮮の週刊新聞「統一新報(Tongil Sinbo)」は、CMが放映されて以来、ビールの売り上げは着実に伸びていると報じている。また、韓国・聯合(Yonhap)ニュースによると、大同江ビールのCMで使われた、「ああ、すっきり! 大同江ビール」というフレーズは、北朝鮮で流行語になっているという。
8月7日から放映が始まった高麗人参のCMは、「われわれの誇り、開城高麗人参(Kaesong Koryo Insam)」という愛国的なキャッチフレーズで、高麗人参の健康効果を強調している。続いて同9日からは、国産の「コスモス(Cosmos)」ヘアピンのCM放映が始まった。
また29日から放映開始されたのは玉流館のウズラ料理で、ストレスを和らげ、視力回復や消化不良などに効果があるとうたっている。玉流館のウズラ料理は、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記自らが、同レストランのメニューに加えるよう指導した料理だという。
これまで北朝鮮当局は、資本主義の象徴とされるものを取り締まってきたが、国営テレビが今後もCM放映を続けていくかどうかは不明だ。(c)AFP
同テレビは7月2日から、「大同江(テドンガン、Taedonggang)ビール」のCMを放映しているが、8月上旬以降、平壌(Pyongyang)の有名レストラン「玉流館(オクリュグァン、Okryugwan)」のウズラ料理と、ヘアピン、高麗人参のCMを放映したという。
北朝鮮の週刊新聞「統一新報(Tongil Sinbo)」は、CMが放映されて以来、ビールの売り上げは着実に伸びていると報じている。また、韓国・聯合(Yonhap)ニュースによると、大同江ビールのCMで使われた、「ああ、すっきり! 大同江ビール」というフレーズは、北朝鮮で流行語になっているという。
8月7日から放映が始まった高麗人参のCMは、「われわれの誇り、開城高麗人参(Kaesong Koryo Insam)」という愛国的なキャッチフレーズで、高麗人参の健康効果を強調している。続いて同9日からは、国産の「コスモス(Cosmos)」ヘアピンのCM放映が始まった。
また29日から放映開始されたのは玉流館のウズラ料理で、ストレスを和らげ、視力回復や消化不良などに効果があるとうたっている。玉流館のウズラ料理は、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記自らが、同レストランのメニューに加えるよう指導した料理だという。
これまで北朝鮮当局は、資本主義の象徴とされるものを取り締まってきたが、国営テレビが今後もCM放映を続けていくかどうかは不明だ。(c)AFP