【8月27日 AFP】米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)の学校では、まもなく始まる新学期から新規則「セクスティング(Sexting)の禁止」が採用されることになった。主に携帯電話などでヌードまたはセミヌードの写真や映像を送り合うことを禁止するというものだ。

 米国でも最大級の学区となるヒューストンでは、夏休みが終わると20万人の生徒や児童が学校に戻ってくる。

 ヒューストン独立学区のハンス・グラフ(Hans Graff)氏によれば、一部の学校からこの問題が提起されたため、性的なメッセージの送受信及び所有を禁止する規定を作ったという。

「未成年者の無計画妊娠をなくす全国運動(National Campaign to Prevent Teen and Unplanned Pregnancy)」が最近行った調査では、米国の十代の少女の22%、少年の18%が性的なメッセージを送ったり、自分のヌードやセミヌードの写真や映像をインターネットに掲載したことがあるという結果が出た。

「少女が彼氏に自分の写真を送り、2人が別れた後、彼氏が皆にその写真を送ることがあるかもしれない」とグラフ氏は語る。

 セクスティングから起こる混乱やトラウマとは別に、そういった写真は、未成年の性的な写真を禁止する児童ポルノの法律に違反する恐れがあるとグラフ氏は警告する。「未成年のいかなる写真も児童ポルノになる可能性がある。子どもたちが犯罪者になるのを見たくはない」(c)AFP