メルケル独首相が働く女性にエール、独誌
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【8月26日 AFP】ドイツ初の女性首相、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(55)は総選挙を1か月後に控えた24日、フェミニスト雑誌エマ(Emma)のインタビューに応じた。男性と同水準の賃金を受け取る権利のために戦うよう女性に訴えたほか、仕事と家庭を両立させる秘密を明かした。
メルケル首相は、男女の賃金格差は大きな問題だと指摘し、「同じ仕事をしているのに男性の同僚より賃金が少ない女性は自信をもって、状況を変えるため上司に掛け合って欲しい」と述べた。
法律による規制は支持しない姿勢を示したが、政治家はこの問題について圧力をかけ続けるべきだという考えを示した。
デュッセルドルフ(Duesseldorf)の経済社会研究所(Institute of Economic and Social Research)の調査によると、ドイツを除いた欧州の平均で女性の賃金は男性より17%低いが、ドイツでは23%低い。妻より夫の収入が高い場合、妻がパートタイム労働をした方が有利になる税制や、託児所が少ないこと、学校が終わる時間が早いことがその理由だとしている。
メルケル首相に子どもはいないが、首相としての激務と家庭生活を両立させる秘密は、家政婦に手伝ってもらいながら夫で化学者のヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏と家事を分担していることだと明かした。「誰が洗濯機を回して、誰が洗濯物を干すか、誰が買い物に行くか話し合って決めているのよ。私が買い物のリストを作って、週末に夫が買い物に行っています」(c)AFP
メルケル首相は、男女の賃金格差は大きな問題だと指摘し、「同じ仕事をしているのに男性の同僚より賃金が少ない女性は自信をもって、状況を変えるため上司に掛け合って欲しい」と述べた。
法律による規制は支持しない姿勢を示したが、政治家はこの問題について圧力をかけ続けるべきだという考えを示した。
デュッセルドルフ(Duesseldorf)の経済社会研究所(Institute of Economic and Social Research)の調査によると、ドイツを除いた欧州の平均で女性の賃金は男性より17%低いが、ドイツでは23%低い。妻より夫の収入が高い場合、妻がパートタイム労働をした方が有利になる税制や、託児所が少ないこと、学校が終わる時間が早いことがその理由だとしている。
メルケル首相に子どもはいないが、首相としての激務と家庭生活を両立させる秘密は、家政婦に手伝ってもらいながら夫で化学者のヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏と家事を分担していることだと明かした。「誰が洗濯機を回して、誰が洗濯物を干すか、誰が買い物に行くか話し合って決めているのよ。私が買い物のリストを作って、週末に夫が買い物に行っています」(c)AFP