【8月20日 AFP】英国南西部のサイレンセスター(Cirencester)で19日、8歳の少年が、飛行中のプロペラ機の主翼の上に乗る「ウイング・ウォーカー(wing walker)」の最年少記録に挑戦した。

 タイガー・ブリューワー(Tiger Brewer)君は、祖父が操縦する複葉機の翼の上に立った状態で体を固定し、離陸。高度300メートルまで上昇し、時速160キロで飛ぶ複葉機の上に立ち続けた。

 地上に降りてきたタイガー君は「すごかった。世界の頂点に立った気分だったね。寒くて風が強かったけど、とても良かった。パラシュートなんてないんだよ、ゴーグルだけなんだから」と語った。

 父親のコリンさんは、自分の名前を合法的にハッピー・バースデー(Happy Birthday)に改名したという人物だが、「タイガーは緊張していたよ。大人のように振る舞っているが、まだたった8歳なんだ。でも『恐怖よ、消え去れ』って唱え続けてやりきったのさ」と、息子の成功を喜んだ。

 結果はギネス世界新記録(Guinness Book of World Records)に申請され、認められれば最年少の新記録達成となる。(c)AFP