【8月19日 AFP】イタリアのフィレンツェ(Florence)で、ウフィツィ美術館(Uffizi Gallery)やミケランジェロ(Michelangelo)のダビデ(David)像のすぐそばにある「ネプチューンの噴水(Fountain of Neptune)」に入ろうとしたとして、ポーランドの観光客が警官に取り押さえられ、160ユーロ(約2万1000円)の罰金を科されるという騒動があった。市警察が17日述べた。

 フィレンツェ市警幹部は、AFPに対し「噴水を登ろうとしている男を警官が発見したので急行し、男を阻止した」と述べた。取り押さえられた男性は、警官に対し、暑かったので涼もうとしていただけだと主張したという。

 市警幹部は、「噴水で泳ごうとする人がよく出るが、たいていの場合、何かが起きる前に取り押さえることができる」と語った。

 ネプチューンの噴水は、さまざまな大理石の像で出来ており、16世紀に完成して以降、度重なる損壊を受けている。最近では2005年8月に、男性が像に登ろうとして像の手の部分がとれるという出来事があった。(c)AFP