ツタンカーメンの墓が非公開に?「湿気」で王墓が消滅の危機
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【8月19日 AFP】エジプト南部ルクソール(Luxor)の「王家の谷」にある古代エジプトの王たちの墓は、このまま観光客への一般公開を続けた場合、今後150年から500年以内に消滅してしまう恐れがある――。著名考古学者がこのような警鐘を鳴らしている。
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は17日、墓の壁に描かれた彩色画や彫刻などが湿気とかびで損傷しつつあると話した。観光客の呼吸と不十分な換気が原因だという。
同評議会は、新しい換気設備の導入や観光客の入場制限といった対策を行っているが、一部の墓を完全非公開にすることが新たに決定されたという。これにはツタンカーメン(Tutenkhamun)、ネフェルティティ(Nefertiti)王妃、セチ1世(Seti I)などの墓も含まれ、代わりに実物大の複製が付近の別の場所に展示される。現在、複製を作る専門家のチームが、レーザー技術を使って採寸などを行っている最中だという。(c)AFP/Riad Abu Awad
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は17日、墓の壁に描かれた彩色画や彫刻などが湿気とかびで損傷しつつあると話した。観光客の呼吸と不十分な換気が原因だという。
同評議会は、新しい換気設備の導入や観光客の入場制限といった対策を行っているが、一部の墓を完全非公開にすることが新たに決定されたという。これにはツタンカーメン(Tutenkhamun)、ネフェルティティ(Nefertiti)王妃、セチ1世(Seti I)などの墓も含まれ、代わりに実物大の複製が付近の別の場所に展示される。現在、複製を作る専門家のチームが、レーザー技術を使って採寸などを行っている最中だという。(c)AFP/Riad Abu Awad