【8月15日 AFP】(一部更新)バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領といえば、世界中のジャーナリストがインタビューを切望する相手だ。そんなオバマ氏へのインタビューに13日、若干11歳の子どもジャーナリストが成功した。

 この少年は、米フロリダ(Florida)州にあるキャスリン・カニンガム(Kathryn Cunningham)小学校に通うデイモン・ウェーバー(Damon Weaver)君。学校が運営するテレビ局の番組のため、オバマ大統領とのインタビューを実現しようと数か月にわたり奮闘した結果、ついに独占インタビューの約束を取り付けたという。

 デイモン君はこれまでもジョー・バイデン(Joe Biden)副大統領、有名バスケットボール選手のドウェイン・ウェイド(Dwayne Wade)などの著名人のインタビューを成功させている。

 ホワイトハウスでデイモン君と初めて顔を合わせたオバマ大統領は、開口一番こう言った。「君、そのスーツ似合うね」。その後インタビューが開始され、まずデイモン君が大統領の仕事について質問すると、オバマ大統領は「とても刺激的だ。大変な仕事で、時にはちょっと疲れてしまうこともある。だけど毎日大勢の人を手助けするチャンスがある」と答えた。

 インタビュー中、デイモン君は教育の質、学校のいじめ、さらには学校給食についてなど、教育問題を中心にさまざまな質問を投げかけた。これに対しオバマ大統領は自分の教育政策について詳細を説明。国家予算や学校設備などについて語り、全米の子どもたちが夏休みを終えて学校に戻る直前の9月8日、教育政策についての演説を行う予定だとデイモン君に伝えた。

「あなたは学校でいじめられた経験はありますか」とデイモン君に聞かれたオバマ大統領は、「あまりいじめられたことはない。年の割には体が大きかったからね」と答えた。 

 インタビューの最後にオバマ大統領が感謝の言葉を述べると、デイモン君はこう言った。「僕はあなたにインタビューをしました。だから友達になってくれますか?」

 10分間にわたるインタビューの録画映像は、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」のウェブサイトに投稿されている。(c)AFP


デイモン・ウェーバー君によるオバマ米大統領インタビューの模様